2024年12月3日(火)20:55〜放送のTBSテレビ番組『マツコの知らない世界』に登場するのは、空間デザイナーの【持木慎子(もちきちかこ)】さん。
銀座のショーウィンドウを25年以上にわたり手掛け、その斬新で美しいデザインで多くの人を魅了してきました。
「どんな人なんだろう?」と気になって調べてみると、なんと2010年にNHKで30分の特番が放送されていたことが判明!
東京デザイン専門学校を卒業後、現在は同校で講師も務めるなど、多方面でご活躍中の持木さん。
優しく屈託のない笑顔の奥には、彼女の信念である「好きを突き詰めろ!」というモットーが光ります。
調べるほどにその魅力に惹き込まれ、「もっと知りたい!」という気持ちが止まらなくなりました。
今回は、そんな【持木慎子(もちきちかこ)】さんについて深掘りしていきます。
どうぞ最後までお楽しみください!
銀座の冬を彩る空間デザイナー、持木慎子とは?
持木慎子(もちき ちかこ)さんは、ショーウィンドウの企画・デザイン・制作・施行までをトータルにクリエイトする工房『持木工房』の代表者です。舞台美術やテレビセットのデザインを手がけたり、ショッピングモールや百貨店、展示会などの空間演出を施しています。出身校である東京デザイン専門学校で講師を務めるなど、後進の育成にも力を入れています。
慎子さんが手がけた2020年のクリスマスビジュアルは、横浜にある京急百貨店上大岡店を彩りました。その作品を、今もSNSで鮮明にみることができることが嬉しい!
こんなアートの中を楽しむクリスマス、素敵!
あかりも小学生の頃、さっぽろ雪まつりで見たライトアップされた氷のオブジェが忘れられないんです。
あなたの心に残る冬の風景はなんですか?
また、銀座にある老舗天ぷら屋の店頭演出を15年にわたり担当していたというユニークな経歴もおもちです。
空間デザイナー、持木慎子プロフィール
持木慎子(もちき ちかこ):
1970年埼玉県三郷市生まれ。1992年宝仙学園短期大学卒業。
短大卒業と同時に、空間演出をトータルに手がける工房『持木工房』を設立。
2024年12月現在、東京都狛江市在住。
既婚、2児の母。
埼玉県三郷市は、水と緑の自然に恵まれながら、都心へのアクセスが良好な便利な場所です。交通利便性に恵まれた、自然豊かな街で育った慎子さんの感性が、彼女の空間デザインにどのような影響を与えたのでしょうか?
慎子さんが卒業された宝仙学園短期大学は、1951年に東京都中野区に設置された私立短期大学です。
保育学科と造形芸術学科があり、慎子さんは造形芸術学科で学び、卒業されたと考えられます。
宝仙学園短期大学造形芸術学科
プロとして通用する知識と技術を2年間で習得することを目標に、少人数制によるほぼマンツーマンに近い教育を実践。短期大学でありながら、4年生大学に匹敵する実技時間数のカリキュラムが特徴です。
4年間分の知識と技術を半分の2年間で!?すごくハードなカリキュラムだったに違いありませんね!
慎子さんはこのカリキュラムをしっかりとこなし、卒業と同時に自分の工房を持つことになります。
若くして手に職を持ち、自らの工房を立ち上げた慎子さん。その挑戦は、空間デザイナーとしての活躍へとつながっていきます。
なお、惜しまれながら宝仙学園短期大学は2010年に廃止されています。
輝かしい受賞歴も!持木慎子の経歴
1992年に短大卒業と同時に『持木工房』を設立し、精力的に空間デザインを手がけ始めた慎子さん。
1995年、工房設立からわずか3年で『DSA日本空間デザイン賞』に初入選を果たしました。
その後、2015年までの20年間にわたり、同賞に連続入選を果たしています。
DSA日本空間デザイン賞
一般社団法人 日本空間デザイン協会(DSA)が主催する、世界最大規模を誇る権威ある空間デザイン賞。
2019年には一般社団法人 日本商環境デザイン協会(JCD)との統合により、日本最大級の空間系アワード『日本空間デザイン賞』が誕生しました。
さらに、2007年には銀座ディスプレイコンテストで最優秀賞を受賞。
銀座ディスプレイコンテスト
40年以上の歴史を持つ、銀座を代表する伝統的な催しで、毎年クリスマスシーズンに最も華やかなディスプレイを競う。銀座全域の店舗を対象に審査が実施され、審査員は、日本空間デザイン協会(DSA)と銀座通連合会販売促進委員会。
現在は東京デザイン専門学校でクリエイティブアート科と空間ディスプレイデザインの講師を務め、後進の育成にも力を注いでいます。
その名前はTV番組や舞台など、さまざまなシーンで目にすることができ、若いデザイナーたちに刺激を与え続けています。
持木慎子の家族とペットたち そのユニークな暮らし
持木慎子さんは、1997年に結婚し、現在は成人した2人のお子さんがいます。
家庭では母として、またデザイナーとして多忙な日々を送りながらも、慎子さんが特に愛してやまないのは『ドーベルマン』です。
彼女のSNSにはドーベルマンの写真が数多く投稿されており、その愛情の深さが伝わってきます。どうやらブリーダーとしても活動しているようです。
さらに、慎子さんはヒョウオントカゲモドキ、フクロモモンガとも暮らしており、生き物好きならではの多彩な家庭を築いています。その生活は、SNSを通じて垣間見ることができます。
あかりも小さい頃からいろんな生き物を飼っていたよ。
近くの川でカエルの卵をとってきて、おたまじゃくしがカエルになるのをワクワクしながら観察していたこと、今でもよく覚えています。足が生えてきた時の感動は忘れられません。
その後もセキセイインコ、ハムスター、捨て猫など、たくさんの生き物と暮らしてきましたが、いちばん心を奪われたのは、数年前に天国に旅立ったチワワの女の子。気立てが優しくて、人懐っこくて、まるで娘のように思っていました!
空間デザイン界のカリスマ、持木慎子の魅力を総まとめ!
持木慎子さんは、空間デザイナーとしての長年のキャリアを通じ、数々の賞を受賞しながら日本の空間デザイン界で輝きを放ってきました。
1992年に設立した『持木工房』を拠点に、舞台美術、テレビセット、ショッピングモールや百貨店など、さまざまな空間演出を手がけ、現在も第一線で活躍中です。
また、東京デザイン専門学校で講師を務める傍ら、次世代のデザイナーたちを育成する姿勢からも、そのクリエイティブへの情熱が伝わってきます。
家庭では、2人の子供を育て上げた母親であり、生き物好きとして、ドーベルマンやユニークなペットたちとの暮らしを楽しんでいる慎子さん。
彼女のライフスタイルや家族への愛情は、多くの人々に温かさや刺激を与える存在です。
持木慎子さんの手がけるデザインは、単なる空間の演出にとどまらず、人々の記憶に残り、心を動かすアートそのものです。これからも、その想像力がどのように広がりを見せるのか、目が離せません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
最後に、番組中、持木さんが紹介されていた2024年WAKO X’masショーウィンドウをご覧ください!
2024年 和光 / WAKO X’masシーズンウィンドウディスプレイ
場所:セイコーハウス/和光本店 中央ショーウィンドウ
タイトル:「惑」
92年もの間、銀座四丁目の街を見守り続けてきた時計塔に、2024年、モミの木に包まれた2匹のモンスターが姿を現す。
ゲイン(Gain)ーー未来を待ちきれず、時間を加速させようとするモンスター。
ディレイ(Delay)ーー今を楽しむため、時間をゆっくりと進めたいモンスター。
彼らが仕掛けた悪戯によって、時計塔はクリスマスカラーに染まり、文字盤の瞳がゆっくりと瞬きをし始める。
翻弄される時計塔は、時代が抱える葛藤そのものーー
急ぐべきか、それとも今を味わうべきか。
どんな「時」に出合えるかは、あなたの選択次第。
銀座の時計塔が紡ぐ物語。
コメント