「シャララジマ」って何者?その生態と家族、恋人を探る

エンタメ

NHK Eテレの30分トーク番組、『超多様性トークショー!』
「なれそめの数だけいろんな人生の楽しみ方がある」をコンセプトに、ゲストの人生観をトークを通して探る番組です。司会は田村淳、見応え聞き応え十分な30分!

そんな番組に登場した 金髪に青い瞳をした女性
ひときわ個性的な光を放つゲスト「シャラ ラジマ」さん。

「見た目で容易に規定されることなく、ボーダレスな存在でありたい」という彼女をフィーチャーしてみました。
最後までお読みいただけると嬉しいです。

シャララジマはバングラデシュ人?どこの高校?大学は?

シャラ ラジマ (Sharar Lazima) 1995年生まれ 東京都出身。身長:165cm
2023年に「世界を変える30歳未満」に選出。
両親はバングラデシュ人。

両親が来日中に誕生、0歳の時にすぐバングラデシュへ戻り、育つ。
現地では英語とベンガル語を使っていた。
10歳の時に再び東京へ。東京北区の小学校に通う。

「最初は日本語1ミリもできなかったんです。公立小学校に入って、3か月経ったある日、突然わかるようになりました。こういう言語体験って、小さい頃に起きるみたいです。両親はベンガル語が母国語。バングラデシュは元イギリス領だった経緯もあって、小さい頃の学校の勉強は英語でしていました。ベンガル語も話せるんですけど、読み書きはできなくて、英語は読み書きもできて、さらに全部できるのが日本語。家では、(言葉は)チャンポン状態。お母さんが何語を言っても全部日本語で返してます」
(2023.5.21 ENCOUNTインタビューより)

うわぁ、なんだかとっても地頭良さそうな女性。ご両親がバングラディシュ人ということは、おそらく国籍はバングラデシュでしゅ?(体感温度下がりました?)

王子の小中学校では、のびのびと育った。「本当に楽しく過ごさせていただきました。ホント、おしゃべりが好きで、理科の授業は教科書を使わず、先生が多元宇宙論とかを教えてくれたんです。それがすごく面白くて、私が質問しすぎたことで、授業が遅れているなんてウワサもあったんです。両親は優秀だったと思いますが、私はちょっと勉強できなかったです。大学はギリ卒業。今でも、単位が足りないという夢を見るくらいです」と笑い。
(2023.5.21 ENCOUNTインタビューより)

理科の授業で、教科書を使わずに・・・。私の中学時代には考えられません。なんだか羨ましいな。多元宇宙論、って、なんだろん?

夢は映画監督、宇宙飛行士でした。出身高校や大学名は明かされていません。
大学3年の終わり、知人の知人よりスカウトされてモデルの世界へ。
これで就活しなくていいやと思ったシャラさん。でも後から考えると、毎日が就活みたいなものでした。オーディションではめちゃくちゃ、落とされる経験も。
モデル活動で表舞台に立つことで、自身の価値や立ち位置を強く認識することになります。

シャラ ラジマというお名前の由来は?ご家族は?

シャラ ラジマとは「重要な光」の意。

Q:最終的にはどんなひとになりたい?

“少年の心を忘れない女性”になりたいですね。歳を重ねると成熟した女になるわけですが、好奇心とニュートラルな気持ちを持ち続けたい。その意味で少女ではなく、“少年”という言葉を選びました。情緒的な表現は母親譲りかもしれません。バングラディシュでは苗字があることは普通なのですが、うちの家系はなくて。それで母が“重要な光”という意味のシャラ・ラジマと命名したんですが、“いと、おかし”のような古典的な言葉なんです。そんな名前に負けない輝きを放つ存在になれたらいいな。
(5 mins with SHARAR 5分でわかる、Itガールのすべて より)

父は研究者、母はIT系の仕事に従事。

母親には厳しく育てられた。「もし、シャラが何か問題をおこせば、個人の問題ではなく世間からは『外国人だから』と一括りにされてしまう。だから、行動には気をつけるように」とよく言われていたという。「でも、どんなにお利口さんでいても、結局はみんなと同じにはなれない。私が世間に合わせようとしないのは、どうやっても“一緒になれない”という子ども時代から今に続く体験が影響しています」
(2023.8.26 Forbes JAPANより)

しっかりとした価値観を持つ、名付け親であるお母様のもと、アイデンティティーを確立されていったのですね。お父様のお話もお聞きしてみたいな。

ちなみにお母さまの教育方針で20歳までメイクは禁止でした。

シャラさんはどんな子だったの?何が好き?

先述のインタビューの通り、こどもの頃は「おしゃべりが大好き」だったシャラさん。

「本は出来る限り感覚を溜めて、量的に読まないよう、咀嚼できるペースで少しずつしか読まなかった。フィールドワークによって経験値をあげつつ、それに見合っただけの本を読むことで自分の心のバランスをとっていた。書を捨て街に出よ、ではないがその言葉を知らないままに自分の人生で実行していた。」

無意識に「インプット」と「アウトプット」のバランスをとっていたのですね。
本はただ多く読めばいいというものではなく、実生活でのアウトプットで経験に変えていくことで自身の成長につながったり、周囲とより豊かな化学反応を起こしていけますよね。

世間で良いとされているから、あの人が好きだから、流行っているからなどの情報からではなく、自分の感覚だけを頼り、音楽を探し回った。喫茶店、美術館、本屋さんや服屋さんに行った時に、あっ、この曲なんだろうと自分の耳が反応したものだけを追うように聴いてきた。意図的に自分が生活している中で、偶然出会ったものだけを聴いていたため、ジャンルを全くわかっていなかったり、物凄く有名なあのバンドは知らないのに、ニッチなものは知っていたりと、普通だったら知っているところを知らなかったりと、虫食い状態の知識だった。でも知っているその一つ一つは、自分の感覚で探し出し、人生に染み込んだものになった。誰かの眼鏡を借りずに、自分の「眼」でみることができるようになったことは私だけのものと思えるような感覚を自分の中に作り上げた。
(2021.10.24 GINZAコラム シャラ ラジマ「オフレコの物語」vol.4 より)

高校2年生の時に読んだ三島由紀夫の『行動学入門』を読み、自分が日々疑問に思って考えていたことが本当にそのまま書かれていると思った。


彼の引力のある秀逸な文章の力に飲み込まれることなく、自分の考えと照らし合わせて並行して少しずつ読むことが出来るようになっていた。彼の思想には読んでみないと、能動的に関わらなければ、メディアで見かけた情報だけで判断するだけではとても追いつけない。そんな能動性を求めるような理解を段々と出来るようになっていった。もののけ姫の「曇りなき眼で見定める」を地でやっていた。思考のこの部分は引用だなと自分なりに違いを区別できるようになっていたし、何よりも自分の考えを平易な言葉で表現することが出来るようになっていたのが一番の収穫だ。
(2021.10.24 GINZAコラム シャラ ラジマ「オフレコの物語」vol.4 より)

人をやり込めるための言葉ではなく理解し合うための言葉。自分の考えを平易な言葉で表現する、って案外、いや結構、難しい。
それを思春期にすでに習得したと感じていたとは。非常に強い武器ですね。

現在の趣味は

⚫️少女漫画と居酒屋探訪
⚫️トランスやUKロックの音楽鑑賞

2023年4月からBAY FMの冠番組「シャララ島(じま)」を持つシャラさん。
番組内でたっぷりと彼女の「ハマっていること、興味のあるヒト、モノ、コト」に触れられます。
毎週金曜28:00-28:30放送。過去の放送をradikoで聴けます🎵

シャララ島
バングラデシュをルーツに持ちつつ、東京都北区王子育ちで、属性は社会派 兼 ギャル。趣味は少女漫画に居酒屋探訪、トランスやUKロック音楽鑑賞。将来の夢は“時代のアイコンになること☆彡”。語りき…

シャラさんの彼氏はどんな人?

2020年7月、ロックバンド・OKAMOTO’Sのオカモトショウさんと
4年間の交際を経てご結婚。

ご主人のオカモトショウさんはアメリカ・ニューヨーク出身の1990年生まれ。
お父様は世界的に有名なテナー・サックス奏者、スコット・ハミルトンさんです。
二人の眼差しの強さが印象的なツーショット。

シャラ ラジマさんまとめ

この記事を、シャラさんのラジオを聴きつつ(radikoでね)書いています。

生まれてすぐに両親の故郷であるバングラデシュで幼少時代を過ごし、小学4年生で日本へ。
中学・高校を経て大学時代にスカウトされモデルの世界に。
おそらく大きく価値観の違うコミュニティを行き来しながらも、冷静に前向きに
自分自身と所属社会とを見つめている印象を覚えます。

「私が私たる所以はなんなのだろう、自分が譲れない、守りたいものはなんだろうと、考えるようになりました。自分がモデルという商品として出るようになって、社会から教えてもらったことは大きかったです」
(2023.8.26 Forbes JAPANより)

「SNSを眺めるより、フィールドワークで自分の知らない世界を生きる人から刺激をもらうことが好き。素晴らしい映画や本に出会い、それらから吸収し、血肉にしていきたい。人に深入りすることで傷つくこともあるけれど、自分が嫌な思いをすれば相手にそれをしないようになる。傷つくことは、誰かを大切にすることにつながります。その意味で、私は自分がマイノリティでよかったと思っています」
(2023.8.26 Forbes JAPANより)

傷つくことは、誰かを大切にすることにつながる。そう思えることが、宝物です。
「自分が傷つけられたから、自分も誰かを傷つけていい」…そういう思考じゃないんだよね。

2024.7.26のラジオ「シャララ島」では
シャラさんが 高校3年生以来受けていなかった健康診断結果発表を。
その場で健康診断結果開封!

ちなみにダンナ様は
健康診断直前にマフィンを食べて糖尿病の疑いを持たれちゃったんですと。あれまぁ

間に流れる音楽も、耳にとっても心地よい番組です。

Eテレ再放送でも彼女に会えることに感謝!

金髪に染めていた髪を、最近はブルーに変えたと。こちらも素敵です✨

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人
旅のモン あかり

「旅のモン」あかりです。
生まれは札幌です。

某メーカーで10年以上の輸出業務経験があり、
現在は北陸で会社員生活を楽しみながら、
マイペースにエンタメブログを書いています。

TOEIC 800点超えを目指して勉強中(現在は750点前後!)。

幼少期は転勤族として日本各地を転々としていました。

好きな言葉:
「住めば都」
「笑う門には福来たる」

「旅のモン」として、
皆さんの心がほっとするようなエンタメ情報をお届けします。

どうぞカフェ感覚でくつろいでいってくださいね♪

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