2024年11月12日(火)放送のマツコの知らない世界に登場の塗野 聖一(ぬりの せいいち)さん。
知る人ぞ知る、150億円以上の真珠を売ったパールマスターです。
ジュエリーには縁のないど素人、あかりには、さっぱりわかりません。
150億円以上の真珠って一体どれくらい?
パールマスターってなに?どうやってなれるの?
塗野さんって、どんな人?
なんだか気になって、ワクワクしてきました。
今回は塗野さんをフィーチャーします!
最後までお読みいただけたら、嬉しいです。
世界が大注目!塗野聖一と日本が誇る真珠の魅力
今や「最高級特選真珠」として世界から注目される日本真珠。
2019年頃から、海外のファッションデザイナーやセレブたちが取り入れ始めたのをきっかけに、男性のパール着用ブームが広がり、国内外のブランドもメンズ向けのパールジュエリーを提案・発売し、大きな話題を呼んでいます。このように、日本産真珠は世界的にその人気を高めています。
2023年頃からは、日本産真珠の販売価格が急上昇。倍以上値上がりしているケースも珍しくない状況です。
価格高騰の背景には、生産量が減少し供給の不安定化がある一方で、需要が増加していることが挙げられます。
中でも世界的に評価されているアコヤ真珠は、特に中国で高いニーズを持っています。
近年、経済発展と所得の向上を続ける中国では、価格が高く品質の良い日本産アコヤ真珠がステータスシンボルとして人気を集めているのです。
パールは、6月の誕生石でもあるよね!
あかりは6月生まれだから、とっても親近感があるの。
パールの宝石言葉は『純粋・健康・長寿・富』。
母貝の中で真珠がその美しい輝きを放つ宝石となるまで、気の遠くなるような年月がかかるんだよね。
その様子から、苦難を乗り越え、退けるという意味でお守りとして選ばれることが多くあるよ。
あかりは10代後半の頃、お母さんからパールをもらったの(多分偽物だと思うww)。
あまりにも嬉しくて、お風呂に入る時もつけたまま入っていたらある時バラバラと崩れ落ちたわ。
まさに豚に真珠…
謎の職業!?パールマスター塗野聖一とは
【塗野聖一さんプロフィール】
1959年3月21日生まれ おひつじ座。
鳥取県出身。
趣味:熱帯魚飼育、グルメ探索、温泉
人呼んで”パールマスター”。真珠への愛と知識が止まらない、熱い情熱の持ち主。
塗野さんは18歳まで鳥取県で過ごし、大学進学とともに上京しました。
大学卒業後は広告代理店に就職し、営業の仕事を担当します。
2年半後、大きな夢を抱いて会社を円満退職し、憧れていた業界へ転職。
やりがいに満ちた日々を送る中、転職からわずか半年後のことでした—
地元鳥取で事業を営んでいたお母さまの会社が、思わぬ危機に直面したのです。
そして実家は、大きな借金を背負う事態となってしまいました。
塗野さんは、悩んだ末に実家に戻って親と共に借金の返済をしながら家を支えよう、と考えるようになりました。
幸運なことに転職を果たせた、憧れの会社。引き止めてくれる会社の上司や仲間たち…
後ろ髪引かれながらも、実家のために苦渋の決断をしたのです。
塗野さん、25歳の年の暮れのことでした。
25歳でこの決断をするのは、本当に勇気が必要だったでしょうね。あたたかく支えてくれる人が周りにいたとはいえ、やっぱり苦しかっただろうなぁ…。塗野さんの、実家と家族への想いが、すごく伝わってきます。
年が明けお正月。田舎に帰る準備をしながら、近所をふらりと散歩に出かけた時のことです。
以前から親しく塗野さんに声をかけてくださっていたとある実業家から、声をかけられました。
「塗野くん、あけましておめでとう!あれ、どうしたんだい?浮かない顔してるな。
最近どうしてるんだ?」
塗野さんは包み隠さず、実家の危機のこと、家族を助けるために実家へ帰る決断をしたことなどを話しました。
「ここの方々にはとてもお世話になったのですが…実家の方に帰ります」
「そうか。健康には十分気をつけて、頑張りなさい。」
そう励ましてくれたその日の夜に、電話がありました。
電話の向こうは、散歩の時に偶然出会ったあの実業家。
「田舎に帰って、十分な収入を得ながらそれだけの額を返済するなんて、本当にできるのかい?」
まるで自分のことのように話すその方から、塗野さんは思いがけない言葉をもらいます。
「君さえよかったら、うちの会社に来ないか?」
その言葉に、一瞬、息が止まるほど驚いた塗野さん。まさか実家のために決断したこのタイミングで、新しい可能性が目の前に現れるなんて、思ってもみませんでした。返済のためだけではなく、これからの人生に対する新しい希望を感じたのです。
塗野さんはその後、真珠の世界へ飛び込む決意をします。もちろん、全てが順調だったわけではありませんが、実業家のサポートと家族への思いが、彼を奮い立たせました。彼が手にした真珠一粒一粒が、家族やこれまで支えてくれた人々への感謝の象徴となっていったのです。
実業家の方がここまで親身に声をかけてくれたのは、きっと塗野さんの誠実な人柄や、家族を思う強い気持ちが伝わっていたからだと思うの。そんな塗野さんだからこそ、真珠という特別な世界で輝ける未来が開かれたのかもしれないね!
真珠業界の中でも存在感のあるその実業家の元で15年間勤め上げ、のち5年間取締役として責任ある立場に。そして独立。東京は御徒(おかち)町に真珠大卸(おおおろし)を設立しました。
真珠大卸(しんじゅおおおろし)って?
真珠に価格をつける第一業者。真珠の相場を司る重要な役割を担う。
真珠の品質を見極めて、相場を考慮して価格をつける、真珠産業における要の存在。
インターネットの時代、ということで大手ショッピングサイトに出店。真珠部門であれよあれよというまに日本一を勝ち取りました。
「さあ、これからだ!」
人員を増やし、事務所のスペースを広げよう。そう思い立った矢先に起こった
東日本大震災。
2011年3月11日のことでした。
ショッピングサイトがクローズし、途方にくれていた塗野さん。
そんな彼のもとに、知人から新たな会社設立の誘いが舞い込みます。
それは、TVショッピングで宝石を販売する会社への参加のお話でした。
右も左もわからない中で、初めてのTV出演を果たすことに。
すると、思いもよらないスピードで注文が次々と舞い込んできたのです。
TVショッピングの影響力に、驚きを隠せなかった塗野さん。
気がつけば、真珠の大卸として一本だった会社が、いつの間にか通信販売を柱とする事業へと成長していきました。
その後、インバウンドのお客様や、実際に商品を手に取って見たいという日本のお客様のために、2017年5月に東京・御徒町に真珠専門店「PEARL SEIWA」をオープン。そして2年後の2018年には、倍の広さの店舗を同じ並びに構え、さらなる挑戦を続けています。
コロナ禍を乗り越えた今も、通常営業を再開し、多くのお客様を迎え入れています。
塗野聖一さんは、真珠科学研究所が提供する「パールマスター」の資格を取得されています。
この資格は真珠に関する専門的な知識と技術を持つことを示す称号であり、塗野さんはその後、真珠の養殖から仕入れ、卸、小売まで幅広く熟知されています。
また、真珠専門店「PEARL SEIWA」の代表取締役として、真珠の魅力をわかりやすく解説し、多くの方々に真珠の美しさを伝えています。
御徒(おかち)町で真珠の達人たちに会おう!塗野聖一の世界
2017年にオープンした「PEARL SEIWA」。その口コミを覗くと、こんなコメントがありました。
「この度は大変お世話になりました。某所での高圧的な接客に疲れ果て、逃げ込むように店内に入りました。店内はのんびりした雰囲気で、接客してくださった方々もアットホームでゆっくり真珠を見ることができました。(以下略)」
あたたかなスタッフさんやお店の雰囲気が伝わってくるようです。
あたたかい雰囲気、素敵!あかりも、ちょっとドキドキするけど、いつか実際に見に行ってみたい!
塗野さんはYouTubeチャンネル「塗野聖一 世界の真珠」の中で「アコヤ真珠は日本を代表する真珠」であると語っています。
紀元前、クレオパトラの時代なども含めて、真珠といえばペルシャ湾のものと思われていましたが、実はそれもアコヤ真珠であることが判明しています。
そんな、真珠の基本となる話を始め、世界のあらゆる真珠の特徴や魅力などをチャンネルでとてもわかりやすく紹介してくださっています。
そっか!御徒町は遠すぎて行けなくても、塗野さんのYoutubeを観ればパールマスター塗野聖一直々のパールレクチャーが受けられるんだよね✨素敵な時代!
ん〜、でも〜、やっぱり一度は、直接ナマのパールを見て見たい!
また、「誰も話せない真珠業界の闇についてぶっちゃけます」なんて気になるショートムービーも。放っておけませんね!
まとめ
塗野聖一さんは、真珠業界で150億円以上の真珠を販売した実績を持つ「パールマスター」として知られています。彼の真珠専門店「PEARL SEIWA」は、東京・御徒町に位置し、アットホームな雰囲気と丁寧な接客で、多くのお客様から高い評価を得ています。
また、YouTubeチャンネル「塗野聖一 世界の真珠」では、真珠の歴史や種類、選び方など、専門的な知識をわかりやすく解説しています。
真珠に興味がある方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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